前回、ビタミンについて書いていきました。今回はその内、脂溶性ビタミンの効果について書いていきます。
脂溶性ビタミンってなに?
脂溶性ビタミンとは名前の通り油と合わさることで溶け出していくビタミンです。
油に溶けやすいビタミンの食材は油で炒めたり
する事で体内への吸収が良くなります!!
脂溶性ビタミンの種類
脂溶性ビタミンは【ビタミンA】【ビタミンD】【ビタミンE】【ビタミンK】の全部で4種類です。身体を健康に保つためにそれぞれ異なる働きをしてくれています。
同じ脂溶性ビタミンでも働きは異なりますので
4種類ともしっかりと摂取する事で身体の健康を
保ってくれます。
ビタミンA
ビタミンAは美容に良いビタミンです。実はビタミンAは化粧品などにも多く含まれているのです。しっかりと摂取することで肌の新陳代謝を促進してくれます。また、抗酸化作用といって体内の酸化を防いでくれる働きもあります。
体内が酸化が進むと老化、がん、シミ、しわ、
糖尿病、などの原因となります。
摂りすぎると??
美容に良いと言っても摂り過ぎると身体に毒です。過剰に摂取し続けると頭痛、脱毛症、食欲不振、筋肉痛、
ひどい場合は皮膚が剥げ落ちてしまうこともあるのです。
ビタミンAはにんじんに多く含まれています。
1日の摂取目安はにんじん1本です!
不足すると??
肌の新陳代謝を促進してくれるビタミンA。不足してしまうと肌の乾燥、体内の酸化が進んでしまいます。そしてもう一つ気をつけなければいけないのが【夜盲症】と言って暗い所や、夜に目が見えにくくなってしまう可能性もあるのです。
ビタミンAはにんじん以外にもほうれん草、レバー、
卵、バターなどにも多く含まれています。自分が
食べやすい食品を選びしっかりと摂っていきましょう!
ビタミンAが多く含まれる食品
ビタミンD
ビタミンDは骨を丈夫にしてくれるビタミンです。骨を作るのに必要な【カルシウム】の吸収を良くして丈夫な骨作りをサポートしてくれています。
ビタミンDは食事以外でも【日光】を浴びることで
体内で作り出してくれるビタミンです!
15分日光浴をする事で1日に必要なビタミンDの
8〜9割を創り出してくれます。
摂り過ぎると??
ビタミンDは摂り過ぎると体内のカルシウム量が増え過ぎてしまい腎臓の働きが悪くなったり、食欲不振、嘔吐などの症状が起こってしまいます。
ビタミンDは卵に多く含まれています。
1日1個で必要な量を摂取することが
出来ます!
不足すると??
ビタミンD不足になるとカルシウムの吸収が悪くなり骨が弱くなる=【骨粗鬆症】になる可能性があります。
卵の他にはキノコ類、魚、チーズなどに
多く含まれています!
ビタミンDが多く含まれる食品
ビタミンE
ビタミンEはビタミンAと同様に抗酸化作用があり、より強い働きをしてくれます。
ビタミンAだけでは抗酸化作用が不十分なのでビタミンEも
しっかりと摂っていくようにしましょう!!
摂り過ぎると??
摂り過ぎると、出血時の血液が止まりにくくなってしまう症状がありますが、摂取量の3分の2は便として排出されるので通常の食事での過剰摂取の心配はほとんどありません。
ですが、サプリから摂取をしている方は注意が必要です。
ビタミンEはナッツ類に多く含まれています。
1日の必要量はくるみ6粒程度です。
不足すると??
不足してしまうと体内の酸化が進み、老化、発がん、シミ、シワや動脈硬化の原因となります。
ビタミンEは他にオリーブオイル、ごま油、バター、
豆乳、納豆、カボチャ、赤ピーマンなどにも
多く含まれています。
ビタミンEが多く含まれる食品
ビタミンK
ビタミンKはビタミンD同様、骨を丈夫にしてくれます。また、出血時の血液を固めてくれる働きもあります。
ビタミンDはカルシウムの吸収サポート。
ビタミンKはカルシウムを骨に着ける働きと
同じような特徴でも効果が違うので
両方摂取をしていましょう!
摂り過ぎると??
ビタミンKは摂り過ぎて起こる症状というのは現在知られていません。
1日に必要な量は納豆1パックで
摂取することが出来ます!
不足すると??
ビタミンKは様々な食品に含まれていますし、腸内で作り出すことも出来るので不足すると言うことはほとんどありませんが、不足すると【骨粗鬆症】や出血時に血液が止まりにくくなってしまいます。
ビタミンKは海藻類、野菜、豆類、肉類、卵、乳製品、油製品
などほとんどの食品に含まれているのでバランス良く摂取して
いきましょう!
ビタミンKが多く含まれる食品
脂溶性ビタミンは油を使う料理と相性◎
それぞれ異なる働きをする為、バランス良く摂取することが大切
次回はもう一つのビタミン【水溶性ビタミン】の効果について書いていきます。実はボディメイクをするには
水溶性ビタミンの働きは必要不可欠です!!次回もお楽しみに♪